観覧

 前川國男の胎内へ!そして歓喜の歌

「ディテールにも懲りなさい」 「は、はいセンセイ」と脳内で妄想トークを繰り広げる一夜。ベートーヴェン交響曲九番合唱付きを聴きにいった。 前川國男設計の上野の文化会館に初入場。おぉぉぉ。 あの、生き物のような屋根の流線は内部にも引き継がれていて…

 伊東豊雄展『建築のリアル』@初台オペラシティアートギャラリー

総評「鉄筋工・配筋工・型枠大工万歳!」につきる。岐阜県各務原市にある市営斎場「瞑想の森」の実寸型枠。あの起伏の大きな流線型の屋根のアレだ。わたしは職人ではないけれどそれでも実寸の型枠の上に立った(立っていいのだ!)時には、そこにたどり着く…

 「重森三玲の庭」展@松下電工汐留ミュージアム

昨日遊んだ友達からチケットをもらった。事前に「非常にヤバイ展示なので予め衛生兵の用意を!」と注意されていた。 ドカン!ヤバイ、デスヨ。ミ、ミレイ様…あたしをこんなにしちゃって責任とってください。 昼間っから私は官能的な気分にすらさせられていた…

 それは永遠の片思いなのだ。

土曜日、猛暑。 東京国立博物館に『若冲と江戸絵画展』行く。 ガラスケースに入れずに魅せるコーナーがとても良かった。 金箔にああゆう風に光が当たるとああゆう表情になるのか。 などと興味深かったけど 本来あの手の屏風が描かれていた時代ってもっともっ…

 FOUJITA

子供の頃から神経が昂ぶりやすいところがある。 熱が出なくなっただけマシであって 未だにちょっとしたことですぐに眠れなくなってしまう。 あと麻酔とかすっごい利きづらい。 眠くなる成分の風邪薬でも眠くなったためしがない。 悶々鬱ウツと色々なことを考…

 翼よここは孤独で溢れている

都市に生きるアールデコ@資生堂ギャラリー ホテルが好きだ。 経済的に許される身ならば ホテルに泊まるためだけに旅行したいくらいだ。 アールデコのホテル建築様式に的を絞った展示らしい。 4/16までの第一期がパリ・ロンドン・ルツェルンスイスのホテル写…

資生堂ギャラリーの須田悦弘さんの展示に行く。 あんな広いスペースに非常に贅沢かつ宝探し的な展示方法。 椿。 椿といえば新しく出た『椿』ヘアケア製品。ちょっと気になる。 http://www.shiseido.co.jp/tsubaki/index.htm あと ハウスオブシセイドウの来月…

 宮島達男展とテレビよもやま

http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/060303fragile/ 谷中のバスハウスにて。宮島さん個展。 発光ダイオードの点滅する光。デジタル数字。やっぱり好きだ。とても好きだ。 熊本の展覧会行けばよかったなぁ。 今回は水を張ったガラスの中に L…

 植田正治〜写真の作法@東京都写真美術館

http://www.syabi.com/ いつかは鳥取の彼の美術館に行こうと思っていたので 先にこういう形で見てしまうのはちょっと不本意。 でも勿論いく。 期待しすぎたせいか、ちょっと物足りないかも。 やっぱり1940,50年代の砂丘の写真がイイ。 オブジェを並べて撮っ…

 黒川紀章展 フラクタル@スパッツィオ・ブレラ・ギンザ

http://www.spaziobrera.com/ 銀座一丁目の新しいビルの最上階ギャラリーにて開催中。 ギャラリーのあるビルそのものもフラクタル幾何学概念に基づいて設計されている。 通り過ぎてしまうくらい狭い敷地に塔のように建つビル。 美しいフラクタル構想(妄想)…

 前川國男建築展@東京ステーションギャラリー

http://www.maekawa-assoc.co.jp/100th/ 生誕100年らしい。 有名どころでいうと小金井の建物園に移築された自邸でしょうか? 残念ながら移築の前川國男自邸の方は未見。 鉄骨鉄筋造が大好きな私としては 木造住宅観てもあんまりピンとこない。 「そのうち年…

 だから僕は風をあつめて風をあつめて。個人的日記の個人的思い出と感想。

細野晴臣&TOKYO SHYNESS@九段会館長い映画や長い芝居や長いライブは好きじゃない。 パッとやってパッと終わるのが好き。 好きなものを観にいってるはずなのに、 終盤だれてきて「終わりの時間」を気にしたりする。 それは安に自分の集中力の問題だと思う。…

プーシキン展@東京都美術館 昨日から日展だし、祭日だし、のすごい人手の上野公園。 プーシキンのチケット頂いてたので 私はモネやルノワールは別に好きではないのですが セザンヌが何点かはあるだろうってことで行って来た。 すごい人出。 入場するまでに…

 右脳左脳散弾銃

ジャン・プルーヴェ展@D−秋葉原コンテンポラリー http://www.d-akihabara.jp/行ってきたよ。元練成学校の校舎での展示。 学校や工場や倉庫を利用しての展覧会ってすきなので あれば必ず行くようにしていて それは展示内容よりも入れ物見たさでもあったりす…

FRANK LLOYD WRIGHT ライトが視た日本 @ 電通ギャラリー 8/22 〜 8/31(土日閉館) 10:00 〜 17:00 平日しかやらぬ企業ギャラリー、ホント困る… 大成建設のコルビジェギャラリーも行ってないんだよ、未だ。 どうしよう?お昼休みに行くには微妙な距離だし…

 秋は目白押しすぎて大変

建築家清家清展@松下電工汐留ミュージアム http://www.mars.dti.ne.jp/~dsgnsys/index.html 先日、田町の建築学会ギャラリで開催されていた関連展示『図面で見る清家清』で予習済。 松下電工のコチラはお金を取るんだし、大大規模な模型があることを望む。 …

 暮しの手帖フェア@教文館エインカイム

http://www.kyobunkwan.co.jp/EinKarem/event.html バックナンバーとか暮しの手帖社のデットストック書籍とかを期待して 軍資金持って行ったのだけども 欲しいと思っていた本は売ってなかった。 あ、でも積み木とかフキンとかキッチンセットとか現物初めて見…

 光の詩人 福原信三・信辰・信義写真展@ハウス・オブ・シセイドウ

http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido/html/exhibition.htm一人で寂しく、でも気儘に観に行くだけなのに 今日はトビっきりお洒落をして銀座に行ってみた。 気の持ちよう気の持ちよう。 沈んだ心はなんとなく浮き足立つし ハウス・オブ・シセイドウに…

 日本橋二景

『北斎と広重展』@日本橋三越本店ギャラリー 土曜の開店と同時に入ったにも関らず、凄い人、人。 なかでも北斎富嶽三十六景人気がすごい。 というよりは…後半広重展示になったら割りと空いていたように思うのは 後半になると観覧者がバテて来て、絵の前でじ…

 5月大歌舞伎 夜の部。

中村勘三郎襲名記念公演。野田秀樹演出『野田版 研辰の討たれ』観る。 野田演出に関する長い感想を書いてみたけど、消去。 これから先、何年も忘れる事のない芝居になるでしょう。 手がかゆくなるくらい、拍手をした。以上。

 宮本 隆司 Ryuji MIYAMOTO 「Palast パラスト」

中野刑務所とか、日比谷映画街の有楽座だとか、そのあたり バブル期に撮影された廃墟にしても 有名な九龍城にしても、氏の写真はモノクロームの印象が強い。 でも、カラーのベルリン博物館島のくっきり感も、わたしは物凄く好きで。 今回の展示の被写体は旧…

 Variations on a Silence―リサイクル工場の現代芸術@リーテム東京工場

http://variations.jp/index.html 釣りは、いろいろな物に転化できる。 ポイントを選んで、そのポイントで釣れる魚の傾向をにらんで吟味して 仕掛けを作って、それで、投げ入れる。 水物企画も、それに似ている。 合コンも釣りみたいなもんだ、とかつて知人…

 谷口吉生のミュージアム展@東京オペラシティアートギャラリー

http://www.operacity.jp/ag/exh60.html 昨年増改築を終えたNYのMOMA。MOMAからの国際巡回展。 その設計をした谷口氏のMOMAのみならず、彼が多く手がけてきたアートスペースの展示も含まれているギュッと濃縮果汁のような密度の展覧会。 リニューアルされたM…

 リミッター解除の夜

5/3の夜の話。余りにも素晴らしい夜だった。 日比谷野外音楽堂にてROVOのイベント行って来た。 お目当てはレイハラカミ。 思えばかれこれ5年くらいの間ずっと生ハラカミを目にすることもなく それでもチマチマチマチマ、一人ベッドで寝る前に 『unrest』…

 ミッフィー展@松屋銀座

http://www.asahi.com/event/miffy/ 会社で腐ってたので夜に行ってきた。 ブルーナ翁の、製作手順のビデオとか非常に興味深い。 そしてブルーナ翁自身が朗読するミッフィー絵本とメッセージには泣きます。 愛情に飢えてる人だったら。 涙腺を緩ませた私。 み…

 マルセル・デュシャン展@横浜美術館

終了間際なので混んでるかと思ったら閑散としていた。 デュシャンじゃ人は呼べないのか?! 予想以上に面白い展示。 古今の現代美術テクストには必ずといっていいほど登場するデュシャン。 かつて いわゆるそういった参考書的なもので目にしてきても何も感じ…

 唐招提寺展@東京国立博物館

盧舎那仏 光背なくて さみしそう唐招提寺の金堂は2000年から大修復工事中であり たぶんこれもその資金繰りというか一貫での展示だと思う。 金堂に鎮座する三体の巨大仏、盧舎那・千手・薬師のうち盧舎那が来ているというので えええ!あの後ろに小さい仏…

 60年代と70年代と。90年代の自分と。 

フルクサス展@うらわ美術館 http://www.uam.urawa.saitama.jp/tenran.htm 最近 18歳くらいの頃−つまり十年も前の頃− あの頃創った物をもう一回創りなおすことばかり考えている。 描いた絵に関しては、もー、下手の極地でほじくり出す気にもならないのだけど…

西新宿定点観測写真展@新宿パークタワーギャラリ−1 http://event.japandesign.ne.jp/news/2246041203/ 1969年からの西新宿の定点観測写真。 ちょうどシンポジウムをやっていてけっこう混んでいた。 ズラーッとパネル写真が並んでいるのを想像していたのだ…

 OH!水木しげる展@江戸東京博物館

http://www.asahi.com/event/mizuki/ 最終日前日だったこともあって異様なまでに混んでいた。 かつて、こんな風に入場制限させられて何らかの展覧会を見たのは 10年位前の上野バーンズ展くらいだろう。 にしても40分は並びすぎだ。一人で行ってたら絶対に尻…