2006-01-01から1年間の記事一覧

 昇華

なんとなく一日泣きたい気分だった。 遠方に出張するはずの上司に一日居られたせいか。年内仕事は全て片付いたのにあと2日も出社しなきゃいけないせいか。 今日はロックねえちゃん風な格好をしてて、自分の中ではエラスティカのジャスティーンで、コートニー…

 エレクトリックライトシティ

昨日、つまりクリスマスのことだけども、ちょっと秋葉原UDXに出てみた。 クリスマス当日の夜なのにこの閑散さ。凄い。うん。 やっぱアキバにイルミネーションなんかいらなくね?ってことですか?観光客すら居ないですよ。 ここ一点透視のビューポイントでも…

 前川國男の胎内へ!そして歓喜の歌

「ディテールにも懲りなさい」 「は、はいセンセイ」と脳内で妄想トークを繰り広げる一夜。ベートーヴェン交響曲九番合唱付きを聴きにいった。 前川國男設計の上野の文化会館に初入場。おぉぉぉ。 あの、生き物のような屋根の流線は内部にも引き継がれていて…

 佳日

なんだか気持ちの上で飽和状態にあり、何をどう動かしたらいいやら、というような感じなのだけども、それは師走だからだろうか?そわそわ。なんかこの飽和状態って、なぜかここ数年年末になると浅草と吉祥寺で呑むことが定例行事になってるのに今年はそれが…

山崎豊子『白い巨塔』 読了。大長編を読むのは楽しい。読んでる間は密度の濃い時間だのであんまり現実と向き合わなくていいからよかった。 財前センセイの義父のビジュアル表現がいつも「禿頭をヌルリと光らせ」だったり里美先生はいっつも「油気のない髪」…

 伊東豊雄展『建築のリアル』@初台オペラシティアートギャラリー

総評「鉄筋工・配筋工・型枠大工万歳!」につきる。岐阜県各務原市にある市営斎場「瞑想の森」の実寸型枠。あの起伏の大きな流線型の屋根のアレだ。わたしは職人ではないけれどそれでも実寸の型枠の上に立った(立っていいのだ!)時には、そこにたどり着く…

 山茶花の花、街の光

金曜の夜は久しぶりに我が町に友達がやってきて二人だけのささやかな忘年会をした。我が町で呑むのもえらく久しぶりだ。お互い下の名前で呼び合うことのできる数少ない友達だが、考えたら最近「君」とかってお互い呼び合ってて変なの。思えば大人になると下…

 本棚を置ける暮らし、ああまた生活のことばかり考える

図書館で沢山の人が予約している新刊、ベストセラー的なものをわたしもまた予約しているので、半年遅れくらいで新刊を読むことが多い。最近立て続けにそういったものを読む機会を得て嬉しいかぎりだが、借りてすませる、ということは非常によくない気がして…

 真珠とカメラと生活と

たとえばわたしは三十歳になったらやろうとか行こうとか食おうとか色々、けじめといおうか区切りといおうか、を考えていたがその殆どを実行に移せていない。そんなもんなんだろう、と思う。結局? そーおーねー誕生石ならルビーなの。寺尾氏はカッコイイです…

 「重森三玲の庭」展@松下電工汐留ミュージアム

昨日遊んだ友達からチケットをもらった。事前に「非常にヤバイ展示なので予め衛生兵の用意を!」と注意されていた。 ドカン!ヤバイ、デスヨ。ミ、ミレイ様…あたしをこんなにしちゃって責任とってください。 昼間っから私は官能的な気分にすらさせられていた…

 泣ぐ子はいねが。

気の置けない友人と忘年会、ザギン、秋田料理、きりたんぽ。 途中でなまはげが来た。 秋田の酒、あってるだが?と聞かれて何を頂いても美味しいです。と答えた。 秋田に旅行に行きたい。 風力発電機が見たい。 郷土料理が沢山食べたい。 地酒がいっぱいのみ…

 カキンと冷やして牡蠣などと?

ひっさびさ強い二日酔いで猛省をした。また言ってるよこの人ってば。 で、昔は二日酔いになっても昼ごろには抜けてて あの、あーいまーお酒が完全に抜け切りましたー!という感覚を味わってから さぁお昼ごはんですよ!と丸の内に繰り出すなんてことができた…

 白秋のことを考えながら外苑西通りを歩く

西麻布のギャラリle bainに、ミナ・ペルフォネンの1995年からのお洋服のアーカイヴ展示とクリスマスオーナメントやファブリックのミナ・ペルフォネンのクリスマス展示を観てきた。ミナの洋服は見ているとシアワセな気持ちになる。いま、見ていてニコニコさせ…

 冷凍都市とディジタルと青色ダイオード

世界は美しい、と思う。鉄骨建築も湘南の海も欲望むふーっなイルミネーションも竹林も銀杏も。 落日、斜陽、晩秋の陽、なんとなく切なくて、美しい。 基本的に切ないものが好きなのだと思う。 落ちてるから切ないものに惹かれているだけなのか。 明るさは滅…

 シャッターが下りる時

知人のお父様の形見であるカメラ、CONTAX-T2を1年ぐらい借りているのでそろそろ返却しなければならない。 十代終わりの頃、赤瀬川源平さんが持ってトマソン撮ってたりして、憧れのカメラのひとつだった。 これをもし学生時代に持てていたらさぞ面白いスナッ…

 フィギュアスケート フランスGP

ミキティ、良くなりました。 若いキム・ヨナも楽しみです。 そして今、録画で流れている先日のショートプログラムの映像で カナダの選手がジミ・ヘンドリクスの曲で踊っているのでビックリしています。 ジミヘンで舞う!ありえん!やっぱりあってないし!

 11月の森に寄せて

ワードローブも、暖房器具も、気持ちの面でも、何も追いついてないのに気がつけば11月。 やるべきことといくべき場所と買うべきものなどリストでも作ろうかしら。 上野の仏像展はやっぱり行った方が後悔がないのだろうなぁ…。 先生、元気かなぁ。生きてると…

 あたしこれからはベタに生きることにする。

高校時代の友人に本郷・金魚坂カフェに連れて行ってもらう。 ランチ1500円。というのは多分ランチとしは高いけども美味なのでよし。 銀だら西京焼に赤だし味噌汁、とろろ、もずく、小女子の佃煮ピーナツ和え、そしてなにより米がピンと立って艶々で良。 中国…

瀬尾まいこ『強運の持ち主』 瀬尾さんの作品をこれで全部読んでしまった。生きてる作家でこんなことしたの初めてだ… 「人とかかわることが嫌でなんとなく占い師を始めた女性が色々な人と関わる事で云々かんぬん」というような至ってシンプルな話なのだけども…

 看取り屋から5年で考えたことなど。

散歩をしながら新宿まで。結構な運動になる。 歩く速度というのは考え事には絶妙な速度だと思う。 そこで思ったのは私はやっぱり最後まで独りで それで独りで死んでいく人を看取る職業に就くというのは現実になっちゃうんじゃないの? なんかさ、みんなを送…

 丸の内、荷風幻想。

秋葉原から夜の大手町散歩などを織り交ぜながら赤レンガ東京駅抜け有楽町まで、歩く私の仕事帰り。 正味3キロくらいであろうか? いつもこんなことばっかりしてるわけではないけれど 気づけばやっぱり歩いている。 こんな歩くわたしは永井荷風になったらいい…

 あの時のあのかんじというのを残したくて私は文章を。

土曜から日曜に書けての雑記。 日本橋西村画廊に小林孝亘展に行く。前日夜に思い立ち突然短大時代の友達を誘って。 http://www.nishimura-gallery.com/exhibition/2006/kobayashi2006.html 2004年の目黒区美術館で行われた個展「終わらない夏」で受けた「夏…

 天高く

秋の空気はなんと透明で美しいことだろう。 家に居るのが勿体無くてこの連休は3日とも外出をした。 秋は活動的になっていい。っていうか単純な話、やっと気持ちが落ち着きつつあるのかも。 髪を切りに行ったら 「一年生!試合に出たいなら髪切りなさいよね〜…

恩田陸『夜のピクニック』 文庫化されたので文庫買って再読。 単行本は躊躇するが文庫本だったら邪魔にならないと思って買うけど、結局文庫が床を占拠するのはどうだ?一昼夜をかけて歩く学校行事での出来事を描いた切ない物語だ。 私には訪れなかった高校生…

 散文詩 

10月の声を聴く。雨と金木犀。これ以上のメランコリーが。タッタカとキーを打って、そしてどこにも公表することなく沢山の文章を消した日々。ただ文章を書くだけで気持ちが晴れていったような気になって。あーやっぱり文章を書くってスゲーよ自分にとってと…

 休日、銀座

彼よ、そんな小さな彼女のバックを持ってやることなかれ。 なんでそんなバックすらも彼女は彼に持たせるのか。 彼よバックは持たないで。 空いた方の手で、じっと手を握ってよ、と私は思う。 なんかそういう彼女のバック持ってるカップルにイライラしたとこ…

瀬尾まいこ『卵の緒』 現存する作家の作品を読むときに思うことのひとつとして、自分と近いか遠いかってことがあって。もちろん立場だとか生活レベルとかそういうんじゃなく。イメージの世界だったらどんな荒野に立ってるかっていうような。余りに抽象的な感…

H&deMとその他の繰り言

存在価値とか自己肯定なんだとかそういうの。 やっぱり無理だったのならいっそのこと機械のカラダを手に入れる為に999に乗ってそれでもって鉄骨を組む為のネジでいいからそんなものになって、そして私はこの建築物の一部になりたい。 というくらい、最初に観…

 詩歌と散文

★つい先日、詩歌と散文についての美しい見解のようなものを読んでうぅと唸ったけれども出典や作者のことをすっかり忘れている。 というくらいに最近の出来事を片っ端から忘れていて 誰を相手にした会話なのかも忘れていることがあります。 ☆君、それは老化現…

 さてと明日からの日常に。

終わるなつやすみ。泣きそう。 しくだいは全然終わっていない。 神様なつやすみの一日目に戻してください。 あと神様ついでに聞くけど わたしはこの先夢を見たり希望を持ったりすることが許されているのでしょうか。 なんていうスタンスであるから心配されて…