マルセル・デュシャン展@横浜美術館

終了間際なので混んでるかと思ったら閑散としていた。
デュシャンじゃ人は呼べないのか?!


予想以上に面白い展示。
古今の現代美術テクストには必ずといっていいほど登場するデュシャン
かつて
いわゆるそういった参考書的なもので目にしてきても何も感じなかったのに
現物を目にするのって、やっぱり特別。不思議だ。


デュシャンの眼は常から人間がこういう形に見えているんじゃないか
という、頭が割れそうなほど面白い造形。
きわめて右脳的なグルグルさを持ちながら
立体の配置や寸法を厳密な計算によって出しているような左脳的なものが
せめぎあっているようで面白い面白い。特異な人。


常設コレクションの方は銅版画が沢山観られて、これもまた良かった。


デュシャン観たからには
瀧口修造の方も行かないと…とは思うのだが
横浜よりも腰が重くなってしまう世田谷美術館。いいところなんですが。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html