OH!水木しげる展@江戸東京博物館

http://www.asahi.com/event/mizuki/
最終日前日だったこともあって異様なまでに混んでいた。
かつて、こんな風に入場制限させられて何らかの展覧会を見たのは
10年位前の上野バーンズ展くらいだろう。
にしても40分は並びすぎだ。一人で行ってたら絶対に尻尾を巻いて帰っていたと思う。


世の中には、こんなに沢山水木しぇんせー好き若しくは妖怪好きが居る
ということになる。
ここに居る全ての人が「けんかはよせ腹がへるぞ」とか
「こりゃ えらいこと なったな
 どこまで つづく ぬかるみぞ……
 ああ 腹へった 大盛りめしでも 食おうっと…」とか
「学校の先生みてえなこというなよ おれとおめえはおたがいに野人じゃねえか」だの
で頭の中を一杯にしていればもっとノホホンとした世の中になるのではないかと考えた次第である。フハッ。
肝心の展覧会はよくもまあこれほど持ってきたよという出品数。
勿論、氏はまだ御存命のわけだが、生きながら仏となった氏の大回顧展に映る。
超細密なペン画は見ていて興奮する。
まざまざと氏の画力を魅せつけられた感あり。
サイレントシリーズという台詞の全くない漫画が素晴らしく
これも画力あっての賜物だと思う。