宮島達男展 Art in you

新作と呼べるべき作品は大きいものでふたつ。
counter skinという、人間の身体の一部分にデジタル数字をボディペイントしたもの。と
HOTOというガラスにLEDがちりばめられた高さ5.5メートルの塔。
この二つの新作の間には大きな距離があるなあと感じた。自分にとってどっちが好きかと聞かれれば圧倒的にHOTOというかデジタル数字の作品になってくるのだけども…ここ数年の宮島氏の流れをみていても、デジタルよりの作品よりも、人と人との関わりがメインになってくるような、それこそ、完成品よりもワークショップとかのその作成過程を重んじているような流れが強くなってくるのを感じる。
結局今回の個展で、1990-1992年制作の「death of time」の真っ暗闇な部屋が一番感動してしまったので、作家の流れについていけなくなっているのを感じて悲しくなった。んー。作家さんに対して、昔は良かったとか言いたくないんだけども。