2005-04-25 ■ 書物 絲山 秋子『海の仙人』(ISBN:4104669016) やられちまった! 具合悪で布団に包まって読んでいたら枕を濡らした。 エピソードや結末ではなくて なんとなくこの人の他の作品にも全体に流れているような 絶対的な孤独感みたいのに私は心をつかまれっぱなしで 有難い作家の一人。 哀しいけれども妙に安心する絶対的孤独。 あー、そうそう。誰かと眠っても寝るのは独りなんだよなぁ。 よっく分かってるつもりだったけど ついうっかりその事実を忘れてしまうのです。私は。