着物あとさき (新潮文庫)

着物あとさき (新潮文庫)


週末に久々着物を着る機会があったので前もって練習したり、支度を揃えたり、友人に色々相談したり…していたせいか
またちょっと着物に興味が出てきた。
この本は幸田文さんの着物を、娘の青木玉さんが染め替えたり、自分の娘の年齢でも着られるように着物を若返らせたり…と、まさに着物のあと、という本なのだ。
親から子、孫へ…と受け継がれていく着物、なんとも羨ましい世界だし
きちんと生活に根付いて着ている姿がすがすがしい。
私のようにナンチャッテ着付けでごまかしているのが恥ずかしくなる本でもあった。
ま、自由に着られたらそれが一番いいとも思うし、
本書のあとがきにもそんなような事が書いてあったけれども。