夜のピクニック (新潮文庫)
恩田陸『夜のピクニック』
文庫化されたので文庫買って再読。
単行本は躊躇するが文庫本だったら邪魔にならないと思って買うけど、結局文庫が床を占拠するのはどうだ?

一昼夜をかけて歩く学校行事での出来事を描いた切ない物語だ。
私には訪れなかった高校生活みたいのがある。わたしにもこんな物語で涙を流す心というものがあった。
うーん、単に年をとってしまったので泣けてしまうのかもしれません。
文庫の帯についてた白いジャージの生徒が歩いている映画のカット写真だけで涙腺がゆるむ。
けれども多分映画の方は、それなりによくてそれなりにキュンとくる程度なんだろうな。