ヴィルヘルム・ハンマースホイ展@国立西洋美術館

日曜日の16時過ぎというのに割りと混雑していた。
この作家が現代に生きていたら廃墟好きになってたよね、などと言い合う。
きわめて写真的というか再回顧の波が頷ける「いま」の絵だと思った。
写真的っていうのは勿論、写真のようにリアルな描写だ、というのではなく
執拗なまでに同じような構図を繰り返す事。
光の陰影が主題ともいえる事。
そして余計なモノ(作者にとっての不必要なモノ)を排除して描く事。
などなど、自分にとっての写真を撮る作業に近いといおうか
広角レンズごしに見た風景そのものの画面。
その情報量の多い画面からそぎ落とす作業が近しく感じたのだった。
とてもイイ展覧会。12/7まで。
http://www.shizukanaheya.com/


それにしてもすっかり美術館及び建物麻痺のような状態に陥って
ちょっとやそっとのことでは感動しなくなっている。
プラハとウィーンで観たものが強烈すぎたせいか…こりゃいかん。
忘れないうちに旅行記かかないとな。
帰国して一週間。無理矢理生活に慣らした感覚。
夕べは旅の写真を持って久々の友人と食事。
きっと私はプラハがいかに良かったかと一方的にマシンガントークしてしまうだろうと懸念してたけどそうでもなかった。
別の事で熱くなる楽しい夕べだった。
東京駅んとこのTOKIAの中のベルギービールの店。
http://www.belgianbeercafe.jp/index.html
フライドポテト(ベルギーのマヨネーズ添え)、チコリとハムのグラタン、ムール貝ワイン蒸し、キノコのオムレツ。
思ってたよりもすごくちゃんとした料理を出す店だった。
結構なお値段になったが大変おいしゅうございました。
我が家にはせっかくベルギービールのストックがあるのだから
ベルギービールに合う料理を作ってみるのもいいなーと思った。クリスマスは何つくろう。