2008年晩秋中欧旅行1日目

11:50成田発オーストリア航空にてウィーン乗り継ぎ、プラハへ。
定刻どおりに飛行機に乗り込む。ウィーン行き、見た感じでは満員である。
恐らくあちらの国の方であろう体格のよろしい若者が、中二病のごとく大騒ぎして沢山いる。
あんまり期待してなかったが機内食はかなり美味しい。オーストリアビアーも中々、体感時間、夜中にあたる中間食にはオニギリとチキンラーメンも出た。
飛行機の中ではダークナイトを観ようと言ってたのだが時間を逃してみられず。結局私は殆ど眠れないままウィーン着。
当初の予定ではウィーン16:00着、16:50にはプラハ行きが出発するので、わずか50分で乗り換えできるの?などと思っていたが、予定よりも早くウィーンに到着したし、ウィーン空港はこじんまりしているので乗り継ぎは余裕だった。
オーストリア航空サイトでは「最短25分で乗り継ぎ可能」と謳っているだけあるなあ。
さて、オーストリア航空はその国旗の色からか、女性CAの制服はストッキングまでも赤で統一されている。

今回ウィーンからプラハ行きの搭乗手続きをしてくれたCAさんは眼鏡のフレームまで赤で、それは彼女の意思でそうしてるのだろうけどその徹底ぶりに思わずパチリ。
10人にも満たない乗客を乗せて、プロペラ機はゆく。

たった一時間のフライトだったけれども段々と暗くなる空に、眼下に広がる街の光、それはオーストリアだったのかチェコの街だったのか分からないけど、放射線状に広がっている光が切なくなるくらい美しかった。プロペラ機の恐怖も忘れるくらい、印象的な光だった。
短い時間の中で軽食(クランベリー入りのケーキみたいなの)と飲み物も出た。プラハ時刻17:00、体内時間は深夜1:00くらいに到着。
とりあえず出発前に作っておいたイーバンク銀行のカードでお金をおろさなければ。
これはキャッシングではなくて普通に日本国内で日本円で入金した預金から海外どこでもおろせるもの。
結論から言っちゃうと、プラハはいたるところにATM機(チェコでは『バンコマート』と言いました)があっていつでもおろせるので凄い凄い便利だった。
残金がわからないのでなんとなくの計算でおろしてくのが怖いですが…(帰国後口座には千円しかなくてビックリしたー)
さてプラハの空港から市内までは市バスと地下鉄を乗り継いでいくのが一番安い(日本円にして300円しないかな?)のですが…。
しかし、スーツケースを転がしていかなくてはならないし、何より初めての国の市バス・地下鉄移動は精神的にも疲れそうだったのと、今回の宿泊先であるホテルが、市内シャトルバス発着所のすぐ側だったこともあり迷わずCEDAZという会社のシャトルバスを利用する(一人120Kc)。
バスといってもメルセデスのバン。だけども乗客は私達2人だけだったので儲けにはならないなーと思った。
凄いスピードで進むバスで揺さぶられる体と、このままちゃんと目的地につけるだろうか?という不安とが入り混じって
あんまり車窓を眺める余裕はなかったのだけど、いわゆる画一的な住宅街を暫く走ったあと、城、みたいのが見えて、トラムが並走して走り、そして坂を下りて、川沿い(ヴルタヴァ川だ!)を走り、路面から伝わる振動が強くなってきた。石畳の街に入ったのだ!
と思ったらバンは無事に共和国広場近くの停留所で停車。そこから数分歩いて、プラハでの宿『グランドホテルボヘミア』に着く。
こちらは、booking.comで事前に予約。前払いでキャンセル不可だけど割安なプランだったのでデラックスルーム4泊にも関わらずかなり格安だったと思う。
http://www.booking.com/index.ja.html
海外のホテルをネットで事前に取るのも初めてだったのでちょっとドキドキしたチェックインだったけど滞りなくチェックイン完了。
客室70前後のこじんまりとしたホテル。1925年に建てられたクラシカルな雰囲気がとても好ましい。地下にはネオゴシックなボールルーム(宴会場)もあり、普通に結婚式場として使われている、とか。なんていうか日本だったら九段会館に泊まるみたいなもんなのかしら?
エレベータシャフトを囲むように螺旋階段になっている点もポイント高い。唐草模様のような茶色の絨毯もかわいらしい。

荷物を置いて、少しホッとした後バスを降りた共和国広場にあるショッピングモール『Palladium-パラディウム』に買出しに行く。
http://www.palladiumpraha.cz
朦朧とした体と頭だったので取り急ぎ地下のスーパーでとりあえずビールとチーズとハムと水を買って帰る。3本買ったビールのうちチェコビールは1本のみで1本はドイツ、1本はノンアルコールビールだったというオチ。ハム、チーズともに美味。パラディウム、とっても広いのでゆっくり見られなかったなーと思いながら眠りに着く。(結局毎晩通っちゃったんだけどね。)というわけで一日目終了。