『YES オノ・ヨーコ展』@東京都現代美術館

女性客の方が多い気がしたのは気のせいか?


あまりにも有名な、ハシゴを登って虫眼鏡で観る『YES』。これは残念ながら実際に登って見たりはできなかったけれども『YES』というのはいい言葉だなと改めて思う。全てを肯定する言葉。
製作初期の、いわばネタ帖とも言える観念的な絵のプラン*1を書いた作品だとか、フルクサスの頃だとか、ベッドインだとか、トホホな自作の唄のビデオだとか、いろいろ楽しめたのだけども、一番面白いと思ったのは、わりと近年の作品で吹き抜け大ホールにあったロープを使った作品。これは、3Fあたりからつったロープが何十本と床のいたるところに結ばれているもの。これは、一点透視好きにはたまらないパースなのです。いろいろ移動してみて、一番ピタリと消失点が決まるスポット探してみたりして。
いやぁ、個人的には映像作品はきつく感じた展示だったなぁ…

*1:キャンバスに穴を開けて脱脂綿に包んだ種を入れて発芽したツタがキャンバスを覆ったら写真を撮る、とかそういう。