回復するこころと花の名前を識ること。

悪夢の二日以上二日半未満酔いからようやく回復。
ゆうべは、とても疲れてしまっていたようでテレビでハリーポッターが始まったと同時くらいに寝てしまった。暖炉から手紙が沢山舞い込んできちゃうあたりね。
泥酔して爆睡す。そのごとに、脳細胞がどんどん死んでいくようだ。そして忌まわしい失態の記憶が抹消されるとイイのに!と思う。
体力は回復した。こころは徐々に回復をする。
木場の現代美術館で『オノ・ヨーコ展』を観てから、用賀の世田谷美術館で『宮本隆司展』を観る。東京横断だ。感想はまた後で。
世田谷美術館のある砧公園に、大きな大きな合歓の木が数本あった。隣にはタイサンボクも咲いていた。
ふと思う。
知らなくても生きていけるし、知っているからエライわけでもないけれど、花の名前を知っているのは、少しだけ自分を幸福にする。と。
嗚呼、合歓が咲いてるな、もうそんな時期なのだなぁ、と。私はクチナシに梅雨をしり、合歓とノウゼンカズラと百日紅に夏を知る。
合歓といえば、自分の中では澁澤龍彦の『フローラ逍遥』の印象が強い。
フローラ逍遥欲しいなぁ。恐ろしくもブッキッシュな見地から書かれた植物本。とっても大好きな本で、しょっちゅう図書館で借りて読んでたんだけども、当時は無職真っ只中*1だったので買えなかった。で、最近この本を書店で見かけないんだよね。

*1:しかも数年に渡って…