妖と艶@板橋区立美術館

幕末の浮世絵展。血とオバケと美人。エログロっすよ。
早稲田の演劇博物館所蔵だという、河鍋暁斎の芝居の幕が凄い。こんな幕引が本当の舞台で使われていたのでしょうか?


HPを見ても解るように、出品のリストに月岡芳年の名前があります。殆ど芳年目当てで行ったのですが…出てない!学芸員に聞いたら都合により出せなくなったとのこと。
印刷物に刷ったまま修正ができないのは仕方ないにしても、出してないものをHPに載せておくのは如何なものか?とかなりガックリ来てたのですが、気弱なので「あーそーですか」と引き下がる。何故か美術館で芳年が明治になってから新聞の猥雑記事の挿絵のポストカードが売ってたので思わず買う。
ここの美術館は区民向けの美術教室なんかもやってるみたいで、かなり大きなアトリエがあった。アトリエからは油絵具とか木炭だとか紙そのものの混じった色々な匂いがして、懐かしくてたまらなくなる。無条件で郷愁的になってしまう匂い。