大徳寺聚光院の襖絵展、ほか@東京国立博物館

数日前観覧。
オバちゃんはきっと観光地としての京都が好き。ということで年齢層高めの展示だった。襖絵なんて…正直あんまり興味なかったんだけど、本来部屋を仕切るものである襖や屏風に絵を描いちゃう感覚ってスゲエなぁと改めて思った。
故事を元にした物語性のある襖絵もあって、それは一枚続きの絵なのに長々と場面転換がされている。どこで切るというのも明確ではないのに、一枚絵で物語る…この感覚も凄いと思う。
実家のヘボい襖絵を眺めては、そこに描かれる渓谷やつり橋や釣り人を題材に、私は妄想をするような子供だったが、あれは結構正しい「襖」の見方だったのかもしれないなと思う。


伊能忠敬の地図展をサクっと観たあと、リニュオープンした年以来*1行ってなかった法隆寺宝物館に行く。ここの設計は谷口吉生。スクウェアでガラスっていうのは割りと好み。ちょっと離れて観ると、前面の池の上に浮いているように見えるのもイイ。その日は雨でけぶっていて余計そういう風に見えた。
本館の常設展示を観るのも数年ぶりだった。2階はだいぶ展示替えが行われていて、鳥獣戯画風神雷神もしばらく収納庫らしい。いつお目見えするかは未定とのこと。
美術館で絵を観るのは一人で行きたいけど、博物館の類は誰かと行きたい。国立博物館だと、次に何が出てくるか分かってるんだけど、それでも「これ、すっごくね?」とか言いながら観たい気持ちになるのです。

*1:99年オープンなので、およそ4年ぶり