プラハの春

プラハの春(上) (集英社文庫)

プラハの春(上) (集英社文庫)


プラハの春(下) (集英社文庫)

プラハの春(下) (集英社文庫)


ガイドブックも重要だけれども、どこか旅行に行くときには、その行き先が舞台になっただとかその地の生まれの作家だとかを読むようにしている。
この本は、1968年のチェコで起こった政治運動及び事件を背景にした小説。
小説内の日本人外交官と東ドイツ人女性との恋というのはさて置き、プラハの春というチェコの歴史の一幕に触れられる良い本だ。
これを読んでからチェコのガイドブックなどを観ると、そのガイドブックの写真ですら感慨深く思うようになった。
実際にヴァーツラフ広場*1などに足を踏み入れたら更に感動するのだろうな。


渡欧前に、カフカなども再読したくなってきた。

城 (新潮文庫)

城 (新潮文庫)


あと、澁澤の滞欧日記のプラハの章も。
滞欧日記 (河出文庫)

滞欧日記 (河出文庫)

*1:1968年、チェコの改革運動弾圧の為、ソ連の軍事介入により戦車が乗り入れられた