金沢紀行 2日目後半

昼食を取ったあと近江町市場からすぐ近くにある不室屋へ。
ここは御麩で有名で、以前友人から『ふやき御汁宝の麩』の詰め合わせを頂いて以来好きになってしまった。
http://www.fumuroya.co.jp/top.html
これは最中みたいな形状のふやきの中に具が入っていてお湯を注げばおすましやお味噌汁になるというもので
なによりこれの美味さはそのお湯を吸ったふやきの美味さにつきると思う。
かなり高級品なんでそうそう沢山は買えないので自宅用にはふやき五色汁という宝の麩よりは大きなサイズの、丼一杯分にもなろうかというものを二つ。
それでも一杯分で450円くらい。高いなあ。
ここは金沢駅の土産売り場とか空港でも買えるし、東京にもショップがあったりするが本店の店構えがカッコいいのと、店の人が色々教えてくれたので行けてよかった。
印象的だったのは天井に麩の原料となる小麦の袋やすだれ麩に使うすだれが貼ってあったりするところ。あんまり巧く撮れてないけど…

不室屋を後にし、もう一度21世紀美術館に。昨日よりは少しは晴れていたので二度目のタレルの空鑑賞だ。
といってもホントに金沢の天気は変わりやすい。サッと晴れたと思ったら曇ったり。二日目の空はこんな感じ。

一日目と同じ場所から定点撮影したかったのだが…そのポイントで読書する人が居て駄目だったのが残念。でもそれが許される美術館っていうか作品って凄いな。実際とても居心地の良い部屋なのだ、ここ。この部屋は夜にまた再訪・勝手にナイトプログラムする事にして、一日目に行ったひがし茶屋に移動。
これは、昨日どう探しても見つからなかった手ぬぐい屋『くるみや』さんにリベンジする為。
と、このように、金沢の中心部はすぐに行ったり来たりが出来るほど密集しているし
尚且つバス網が発達しているのでとっても便利。
ボンネット型周遊バスは主要観光名所を周ってくれるし、土日限定でもっと便利なルートのバスなども走っているよう。
二日目の行程ではかなりバスを利用したので一日観光券*1買えば良かったー。
私はわりとバスの『どこに連れてかれるんだろう?どの道を通るんだろう?』という状態がワクワクするタチなのですが、夫はバスのその状態が苦手らしい。これって夫が歩いて駅まで行けるところで育ったのも大きく影響してる気がする。
私なんざバスに乗らないと何も始まらないのが当たり前だと思ってたからなー。
閑話休題、金沢のその便利なバスで二度目のひがし茶屋街。『くるみや』を探せ。
明るいうちに着いたからなのか…いとも簡単に見つかった…

↑こちらの銭湯の路地を直進してください。
『くるみ屋』は狭い店内に所狭しとてぬぐいや夢二グッズや香があり、オリジナルのモノはあまりないようだった。
しかし『ひがし茶屋』の風景が摺られたてぬぐい絵本は唯一のオリジナルっぽかった。
蛇腹に折畳まれたのが紐で閉じられていて本のようになっているが、紐を解くと一枚のてぬぐいになる、という趣向。
友人用に買ったのだが自分用にも買えば良かったーと今更後悔。
茶屋街、和雑貨とか定番の金箔入り油とり紙など色々なお土産やさんがあるが、あーんまり目新しさって無かったりする。
だけども『くるみ屋』のこの茶屋てぬぐいは、土産にするにはちょっとだけオリジナリティがあってちょうどいい感じだと思われる。
他には浅野川大橋の側『浅の川吉久』なども金沢伝統工芸品の雑貨などが買える。私は水引のものをこれまた土産用に買った。可愛い。
二日目は買い物三昧だった。そして一旦ホテルに帰り風呂。そしていよいよ夜の美術館へ!


19時くらいに行ったのだが誰も居なかった。無人の円形のあのガラス張りの建物は宇宙船のようであった。
『魚焼いたる』で呑んで食べて帰宿。
http://www.itaru.ne.jp/kakinoki.htm
のどぐろ焼など頂いたが、一番美味しいと思ったのはサバの浅〆というものだった。〆鯖ほど酢が利いてないけど美味しい。不思議なもの。
こちらの店、雰囲気は中々よいのですが一日目にお邪魔した『源左エ門』の方がコスパ的にも良かった、かなあ。

*1:ボンネットバス限定だと500円、普通の路線バスも乗れるものは900円だとか…バスターミナルかバスの運転手さんから買い求めるのがよろしいかと思われます。