ネギを切りながら考えた。


ネギを白髪ネギに切っていると
私はいっつも甲州・石和の伯父さんのことを思い出してしまう。
年齢を重ねるというのは、こういった死者の思い出を積んでいくことでもあるのだな、と感傷。
いや、悲しさはないのだけども。
でも、あの日
酒の〆に素麺を所望されてそして薬味の為に白髪ネギを切らされて
それで挙句の果てに手つきがなってねえと怒られたことなどを今でも思い出すので
白髪ネギにする時は緊張するのだよね。


春キャベツとぶなしめじで和風マリネのようなものを作っていて
パンチが足りないので白髪ネギを入れたらグッと来たがマリネを通り越して
明日のお弁当ってより酒の肴???という夜の話。
アルコホルが何もないですので悲しいですが。
キャベツもキノコもネギもえらいなぁ。美味だなぁ。