真珠とカメラと生活と

たとえばわたしは三十歳になったらやろうとか行こうとか食おうとか色々、けじめといおうか区切りといおうか、を考えていたがその殆どを実行に移せていない。そんなもんなんだろう、と思う。結局?
そーおーねー誕生石ならルビーなの。寺尾氏はカッコイイですね。はい。
誕生石はわたくしはダイヤモンドですが、宝石では真珠が一番好きで、石そのものは非常に地味だが廻りの装飾によっていかようにも化ける感じがとても好ましい。なによりクラシカルなところも好ましい。
で、本当にちゃんとした真珠というものを持っていないので買い求めてみようかな、三十歳だし。という想いを強くしているこの頃であるが、普通は真珠ってやっぱり親が二十歳の記念とかに贈ったりするものなのですよね、多分ね。
友人の職場にはセレブリティがたーくさん居て、そこの同僚がしていた真珠はチラリとMのタグが付いてたとかって話になって、へえー…ミキモトの真珠にはそういう差別化が図られているんだ、へえーと思った。で、ミキモトの真珠はいったいぜんたいいくらぐらいするものなのでしょうか?と調査したところさらにへえー!と思った。セレブリティ…あはは。
他の会社のものなども調べてみたが、お値段だけでなく真珠1つぶだけのカジュアルなものとかでもやっぱりミキモトのってデザインが可愛い気がした。新たな世界の新たな発見だったが発見だけで終わった。デジタルカメラを買ったのでこれ以上はもう年が越せなくなる浮世であった。棒茄子?!なんのことですか?
浮世の夜に、布団の中で、ああそうか、おれはいま生活を繰り返していくことにすごく疲れているのだな、だから、真珠だなどと浮世離れをしたことばかり考えるのであるな、と思った。磨耗。