愛と欲望のヘアカットブルース

初めての美容院は緊張する。


いつ何時でも
エリアシ一杯バッサリ短いボブ、ちょっと前下がりを所望するが
エリアシ一杯というのを
私の骨格や髪質のせいなのか美容師はあまりいい顔してくれない。
とりあえず落ち着くまでそれは我慢してという感じであんまりバッサリという感じにはしなかった。なぁ。
それ以外にしたい髪型もないので美容師に任せてしまった。
男性美容師さんだったので女性美容師さんとは視点が違って面白かった。
耳フェチだったみたいでやたら執拗に耳を出させようとして
このチラッと具合で出すといいですよ!みたいなアハハ。面白かった。


美容院で持ってこられた雑誌を見る。
愛されヘアとか愛され服とかさ!
いったいぜんたい誰に愛されたがってるのさ。
てゆうか、モテヘア、モテ服まではまだ理解できたけど
愛されるのって大変に難しいことだぜおねえさん
そんな愛、こっちからノーと言えよおねえさん。
と思って私は。
女っていろいろやることあって大変だよ。