三十路に思うことなど


三十路突入しました。
お誕生日の日は、早朝出発で奈良に向かう。
恋の暴走京都旅行!ではなくて
十年来の友人と二人。友人は妊娠12週目なので2.03人ってところ?
かつて
往復夜行バス、素泊まり民宿泊、御飯は500円以内
というような旅行ばかりしていた相手と
往復新幹線、しかものぞみ。日航奈良ホテル泊〜なんて旅。
豪華すぎて感慨ひとしお。
日航商品券を駆使して会席コースの晩御飯まで呼ばれちゃった。友よ有難う。
ゆったり、といいつつも一日目の行程で回れる限りの寺を回る。
6年ぶりくらいの奈良。
いいかんじで煤けてきた仏像たち。
南大門の構造にも感動。
二日目京都の行程はな〜んにも考えてなくて
カッフェーで休息しながら次の行き先を決める、ようなのんびりぶり。
三条のレンガ建築とか夜の祇園とか円山公園の桜、とか。
あ〜ベタで楽しかった。
普通にお土産も買ってたしね。


それにしても
青春18きっぷムーンライトながらに乗っての京都旅行とか
今じゃぁ絶対できないよね〜なんて帰りののぞみで話していて
それでもあの貧乏旅行ってやっておいて良かったなぁと
ちょっとした贅沢ができる今では強く思える。
だからこそ楽しい贅沢。
わたし、年齢を考えれば生活水準が低いとは思うけれども
ちょっとした贅沢を少しづつ味わえる喜びを目標の三十代に。


帰路。
鍵がみっからなくて本気で焦る。
こんな遅い時間に「泊めろ」と助けを求めるべく友人も近くに居ないことに孤独ひとしお。
結局鍵がみつかってホッとして部屋に入ると
床にころがる「うるめいわし」
勿論買った覚えなし。
空っぽだったはずの冷蔵庫に酒、くんせい卵、野菜、アイスクリーム。メモ。
誕生日に母親が来襲してたらしい。
どうしてこういうドラマみたいなことをしたがるのか!
苦笑しながら感謝。
30にもなって散らかった部屋に一人で住んで
冷蔵庫は空っぽ。
こんな娘でゴメンナサイ。