そして ゆっくりと手を動かす

言いたいことがあって
でもそれは言わない方がいいことでもあって 口をつぐんだ。
なんとなくの些細な後悔ばかり。


連休からこっち、益々仕事にやる気が出ない。
普段は人の書いた図面を元に仕事をしているのだけども
必要に駆られて図面を書いた。
しかも手書きで。
私は図学という授業が非常に苦手だった。
三角定規使っても真直ぐな線が引けないのだもの。
でも今思うと、この御時世に手作業のあの授業ってどーなの?って思うけども。


そんで未だに定規を使っても若干の狂いが出てしまうような私の技術だが
漫画みたいな簡単な図面を書くのに熱中してしまった自分に気付く。
昔は狂いが出ても「まあイイか」で済ましていたのだけども
偏執狂的な性質が進行しているので
T定規!T定規もってこい!というような、変なコダワリが強くなっている。


やっぱり手を動かす仕事ってイイナァ。
しかもこんなアナログな手で図面書く作業なんて最高だナァ。
と、
日進月歩の世界にいても、
私はひたすら手作業に熱中してしまうことがよくわかった。


それで益々、今の自分の選択した仕事に対して疑問を感じた次第。


嗚呼我に鉛筆を。