香りの手帖

むかし、あれほど大好きだった香りがダメになっている。
自分でも昔つけていた香水だったりするのに
電車でその香りとか嗅ぐと吐くかと思う。
なんだよ、妊娠でもしてんのかよ!というほど趣向の変貌ぶり。


瓶のデザインだけで買って
一度も使ってない香水は結構ある。
己の鎮静作用のためだけに
シーツにちょっとだけつける用の香水も結構ある。


三角錐の美しいフォルムのイッセイのは未だに好きだ。
甘美甘美。
あとPaul&Joeのブランはとても好いなと思う。
瓶のフォルムも。お母さんの鏡台に置いておきたい。
http://www.paul-joe-beaute.com/jp/products/fragrance/fragrance.html
Paul&Joeは何もかもが美しすぎる。
殆ど化粧をしない私だが
フォルムだけで誂えたい感あり。
一握りの乙女心。
ゴメン、もう三十路手前だけど。


香りといえばこの本
中井英夫『香りの時間』(ISBN:4488070221)
女性誌の香水の広告のように
匂いがある本ならいいのにと思う。
全てが混ざり合って、さぞ混沌とすることだろう。