いとうせいこう『解体屋外伝』
昨晩から再読を始めて、朝の通勤で読んでいたら電車を乗り過ごしそうになった。
洗脳と洗脳外しと再構築の話。
全ては脳の深いところの話。
直接的な暴力描写もあるのだけれども
深層心理への暴力的なことが脆弱な己には痛くて一度読んで放り出していた。
でも改めて読んでみて、物凄く好きな本だということに気付いた。
オウム事件よりも更に前に警鐘を鳴らし続けていたテクスト。
脳=システム。引用引用、引用につぐ世界のテクスト。
もー。さー。恋に落ちそうよ。このテクストの世界に。