柴田元幸村上春樹『翻訳夜話』(ISBN:4166601296)
翻訳を学ぶ学生のためのフォーラムの模様や対談などを収録。村上春樹・訳のポール・オースター作品、そして柴田元幸・訳のレイモンド・カーヴァー作品収録。*1良い本だと思いました。
英詩を訳したことくらいしかないのだけど、とても好きな本は、やはり自分で翻訳に挑戦してみたいなぁ。

澁澤龍彦『イタリアの夢魔』(ISBN:4894560941)
夜中に突然『滞欧日記』が読みたくなって…でも見当たらなかったのでコチラの滞欧日記・抄を。私はこの人の文体を読むと、何故かとても神経が休まる。読後、ようやっと神経が休まった状態になり「有難う澁澤さん」と感謝しながらボンヤリと巻末の年譜を眺めてたら奇しくも丁度命日にあたっていた。そういうシンクロニシティはよくある。
それにしてもこの版のランティエ叢書ってまだあるの?と思ってたけどちゃんとあるんですね。ランティエ、コレ高等遊民の意なり。

*1:オースターといえば柴田訳、カーヴァーといえば村上訳というのが一般的なので、これは面白い試みといえましょう