金沢うまいもん買ったもんメモ

  • たろうの羊羹

武家屋敷の残る長町に行った折に店舗を見つけた『茶菓工房たろう』
店の殆どの御菓子を試食させてもらったのじゃなかろうか?
店の方は御菓子それぞれの説明を丁寧にしてくれたうえに、その口ぶりからはそれを作る職人さんのことをとーっても誇りに思っているであろう事がそこかしこに感じられた。弱いんだ、わたし、こういう、自社商品が好きでたまらないって態度のお店。もう、それが感じられた時点で賛同しちゃう。買わせてもらっちゃう。
で、これは店の誇りと御菓子の質が伴っていました。感動の味。
http://www.sakakobo-taro.com/
こちらは「もりの音」がガイドブックにはたいてい出ている有名なものです。
「もりの音」は見目麗しい寒天菓子、しかし寒天というのに外側は爪楊枝を刺すのに苦労するほど固い。
でも口の中でホロっというのかトロっというのか…なんとも不思議な食感になる。
店の方のお話ではとっても長い時間をかけて寒天を乾燥させるので固さが出る、とか。
しかし今回私がノックダウンされて買ったのは『カカオ羊羹』
これは生まれてはじめて食べる味だった。生チョコみたいだけど生チョコよりも遥かに遥かに遥かに美味しい。
カカオと『濃茶ようかん』というのもあって、これもまたお抹茶の濃い羊羹。
羊羹って高級品ですから、あんまり沢山は買えなくて、しかも余りの美味しさに動揺してお土産個数を誤って買って
帰京したら自分の分は一切れしか残らない結果に。食べたら無くなるのが悲しくて悲しくて…未だに手が付けられない。ま、お土産をお配りした人はきっと喜んでくれてるからいいか。と思う。

ちなみに直売店舗以外では一部商品が金沢駅地下金沢百番街で買えます。
http://www.100bangai.co.jp/

  • 諸江屋のココア落雁La Kugan


パケ買い。ガイドブックで見た時から買おうと決めていたのですが試食したら美味しかったココア落雁
http://moroeya.co.jp/archives/56
どんだけココア好きなの自分?という感じだ。
これも1箱に12粒しか入ってないので食べるのが悲しくてたまらなかったのだがこちらは東京でも買えることが判明!
あ、もちろん金沢駅や小松空港でも買えます。

  • 福だるま


ボーロ。形が可愛いし顔の表情もそれぞれで可愛い。
これ、京都の御菓子だと思っていたのですが近江町市場内の『なんぼ商店』という御菓子屋さんのオリジナルらしい。
なんぼ商店はいわゆる町の駄菓子屋みたいなところです。
以前、横浜の三希堂という中国茶屋に入ったらお茶請けにこの副だるまが出てきたことも。

  • 加賀棒茶・赤

http://www.kagaboucha.co.jp/04shop/02_01.html
ひがし茶屋でお茶を飲んだ際に実際に買い求めた加賀棒茶。黒い缶がカッコよくてちょっと奮発、缶入りにした。
まだ中々巧く淹れられないけど、ちゃんと淹れられたら是非羊羹と一緒に頂きたい。

  • 岩本清商店の『ちょこっとトレー』

http://www.kirikougei.com/products/small_grp/tray/tray_01.htm

来客はもちろん、ちょっとした晩酌とか、これを使うことでゆっくり時間が流れる感じがとてもよい。大事にしたい。
↑これは近江町市場で買ったホタルイカ佃煮を肴に赤ワインで。赤ワインと佃煮は合うと思う。


金沢に行って以来お菓子やらお茶やらに現をぬかし、このトレーに乗せては喜んでいるので家人にはこんな感じに見えるらしい。

無頼を気取る私ですらついついほっこりの魔窟に落ちる街
そしてこんなに長々と旅行記を語りたくなる街
可愛くて美味しいもん満載の金沢だった。よ。

今回参考にした旅ガイド
『地図で歩く金沢』
ソフトカバーで持ち運び易いし、地図は詳細、バス停なども載っているので良かった。

地図で歩く金沢 (JTBのMOOK)

地図で歩く金沢 (JTBのMOOK)


『金沢北陸ことりっぷ』
図書館で借りて旅前に目を通しました。個人的には『るるぶ』などは情報過多で目移りしすぎて頭に入ってこないので、ことりっぷ程度の情報がちょうど良い。乙女っぽいです。
ことりっぷ 金沢 北陸 (ことりっぷ国内版)

ことりっぷ 金沢 北陸 (ことりっぷ国内版)


乙女といえば↓こんな本も。『乙女の金沢』
乙女の金沢―カフェ、雑貨、和菓子、散歩道…かわいい金沢案内 (マーブルブックス)

乙女の金沢―カフェ、雑貨、和菓子、散歩道…かわいい金沢案内 (マーブルブックス)


未見ですが今回旅したものと何かとかぶっているみたい。そして著者は桐工芸の岩本清商店の娘さんみたい。