近代史と本と知覚の扉。

今年度のセンター試験
翌朝の新聞に出ていた問題を解いて。
国語はいいのよ、まだ。平均点レベルだったから。
散々たる結果だった日本史。100点中30点て・・・。
曲がりなりにも「文系人生」を歩んできた私である。
最近「私は文系だから」って言ったら「そう?」って否定されたこともあるけども
あくまで専攻は何十年と文系なわけですよ、ええ。
それで
これじゃいかん!と発起して
日本史の本を読み漁る2ヶ月。
本当は世界史が好きなのだけども
まずは日本の歴史を再勉強しよう、と、思う。
概要みたいのを一冊。
飛鳥時代が恋しくて「日出処の天子」よみかえしちゃったよ!
そして
極右と極左から書かれた近代史の本をそれぞれ数冊。
脱線した。
概要からじっくりいけばいいのに
どうしても明治以降近代から現代のところが面白くて
それで思想が絡んでしまって脱線しまくっている。
80年代あたりの
自分が子供だったころの日本政治もどうしょもなくて面白い。
近代史ってやっぱり面白いワ。
それで
面白くない本なんて無いのだやっぱり。


かつて
実家暮らしで全く働いていなかった頃
何も考えたくなくて本ばかり読んでいた。
お金もないので図書館に行く。
純文学ばっかり、というような偏り方だったし
現存する作家は悔しくて読めない。なんてざま。
小さな町の図書館の本なんて
自分の好きな部類はある程度は読みつくしてしまう。
仕方が無いのでどこにも行きたくもないくせに紀行文や旅行ガイドまで読んでいたけれど
あの頃、じっくり歴史でも紐解いていればよかったのになぁと思う。
そして
あの頃の自分のことを考えてしまった。
数年前の自分にテキスト、というか手紙を書いてみた。2006年のわたしから。
そのうち返信も書いてみよう、と思う。今の自分に。


あの頃は時間が無尽蔵にあったけれども
今は時間がない(と思うくらい時間の使い方が下手だ)
今年は学びたいことが沢山ある。
なんでだ?三十路突入だからか?
なんにせよ知覚の扉が開かれるのは気持ちが良い。