最近最も感動したこと。

光の教会安藤忠雄の現場 平松 剛 (著)(ISBN:4874606962)


あの有名な、茨木の教会が竣工されるまでのノンフィクション。
限られた予算内、工期内で立てなければならない。
それはどの物件でも当たり前のことなのだけど
安藤建築のコンクリでもとめられていることが
どんなにシビアなことか、
それは自分が施工サイドに立つようになってみてさらに深く実感した。
この本はかなり施工サイドから書かれている本でもあるので
そこからみた安藤建築の完璧さ、潔さ云々が深く深くわかる。
一つの建物の設計から施工、そして竣工まで。
実際自分が携わったものよりも
この光の教会の本で読んだことの方が感動して涙を流してしまった。
それは携わるすべてのひとの思いの強さ、だと思う。
建設業界関係者、とくに現場一年生は絶対に読むべし。
思いを改められます。