色紙とハサミとノリと

先々月に、知人が銀座老舗巡りツアーに連れて行ってくれて
その時に撮った写真でようやっと本を作った。
35ミリで撮ったのを全部カラーコピーして
パタパタ開く絵本のように製本して
裏紙にはテヌグイをそのままカラーコピーしたものを貼り付けた。


私は何かを創ると決めたら
思い立ったが吉日的に考えなしに始めてしまうし
最後の最後のツメが甘いのでよく失敗をする。
典型的O型気質か?
それでも、今回のこの本は
着手する前に設計図を引いてみたので
いつもよりは寸法の狂いがありません。



製作に数日を要したけれども
創っている間、もっのすごく楽しかった。
しかし、進呈する分を創ったところで力尽きた。
自分用のはまた今度創ろう…。
人にさしあげるのであれば、
いくらでも材料費かけたいし手間かけたいと思えるし
何よりも渡す相手が分かっているものを創るのってなんてシアワセなのだろう。


昔、どこかに一緒に出かけた後は
必ずその時のことを冊子にして渡してくる人がいて
若かった私はちょっと偏執的な怖さを感じていたのだけども
あの人もこんな気持ちで創っていたのかなぁ、と今は思う。