山口瞳『新東京百景』(ISBN:410322634X)
書き手であり呑み手として、やっぱり気になる存在であるのは
吉田健一開高健と、そして山口瞳だ。
なかでも、山口氏は国立在住だったこともあり、多摩の匂いがするっていうのも手伝って一番庶民的な感じがして親しみやすい。
この本は、よく行く図書館の「ご自由にお持ちください」コーナーにおいてあったので
頂いてきた。
東京の新名所的なところをスケッチブック片手に周るエッセイ。
浅草ストリップ小屋で具合が悪くなって嘔吐しまくる描写だとか
いたるところユーモラス。