高橋由佳利『涙の陸上部』(ISBN:4086177609)(ISBN:4086177617)
最近はマンガしか読んでない。元々腐ってた頭が更に腐りそうです。
さて、このマンガは、自分が80年代に小学生でリアルタイムに読んでいたもので、改めて、リアルタイムに読んできた時代ってのは少女漫画不遇の時代だったなと思う。
大人になってから、80年代のニューウェーブ漫画家とかその辺の存在や作品を知るわけだけども、自分がドップリ漬かってたマンガっていうのは殆どが集英社であり、完全に確立された少女漫画であったのだな、というのがよく分かるこの頃。
でも良いの!私は好きなの!こういうのが!


このマンガというか作者の作品って、女として不器用な主人公というのが異様に多い気がする。その主人公を導くちょっと年上の男性との恋愛ってパターンももの凄く多い。このあたりが、自分の中の調教願望*1が触発されて好きだったんじゃなかろうかと、28になって改めて気付く。恐らく全ての昔の少女漫画の根底には調教図式があります。

*1:あぶねーな