ジャン・ヌーベル展@オペラシティアートギャラリー

まず入って感動したのは彼の建築物ポジで埋め尽くされた小部屋。壁上部ではスライドが次々と映し出されているのですが、その何台ものスライド機がガシャガシャいう音が…非常に音楽的で良かったです。それ、ちっとも展示のポイントじゃないんでしょうけどね。でもろくにスライドやキャプションを見ないで音だけ聴いてた。ルロイ・アンダーソンのタイプライターみたいなもんです。


ジャン・ヌーベルは詩人である。そしてマッチョだ。いや外見がどーのこーのでなく、体質的にマッチョだと思う。だから、ちょっと今日のように会社帰りにサラっと観られるようなもんじゃない。キャプションを素通りして、彼の建築物のCGを観るだけでも相当に疲れる。でもって、このCGというのが私にとっては苦痛で苦痛で。全体像が把握しづらく、しかも会社帰りの疲れ目なんかにはもっと苦痛でありました。平面建築図面が観たい!
あと、なんとなく観たかった図というのがあって、それは、例えばバルセロナの有名なあのガラスの突起物みたいな建物が、バルセロナの街中でどう有るのかが観たかったのかなぁとか、そんな感じ。
そう思うと入り口のスライド機の奏でる音楽で感動した小部屋の6×4くらいのポジは一番全体像が把握しやすかったかも。
HPは中々秀逸です。参考までに。
http://www.operacity.jp/ag/exh46.html

ボクは汐留の電通本社ビルすら遠巻きにしか観てない。