松本大洋『ピンポン』
先日うっかりテレビ放映されていた映画を観て、原作漫画を読み返したくなった輩も多いのでは?私もそのくちで再読。寺山修司が「勝者にはなにもやるな」って言ってたけど、ピンポンにかぎらず、スポーツものに限らず、私はいつも敗者に肩入れしてしまう。チャイナの出てくるとこは心にズシンとくる。勿論ドラゴンもね。ラスト「僕スキですよそうゆうの、凡庸、いいじゃないですか」の、風間さんとスマイルのやり取りが映画で無かったのは残念でありました。*1
余談。松本大洋漫画によくある「○○だかんね、だかんよ」って言い回し、私はずっと自分の生れ育った埼玉地方の方言だと思ってた。でも茨城の友人も使ってた。どっからどこの地方の方言なのか非常に気になる。北関東?
日常語だと思っていた言葉が違うことが多々ありすぎる私。「固い」を「怖い」と言って笑われたり「柔らかい」を「のめっこい」と言ってしまって怪訝な顔されたり。単なる田舎言葉なのだろうが、殆ど一般的な方言を持たない地方に生まれ育った私は、いくら恥ずかしくとも田舎言葉は直さない、直せない。オレ↓ではなくオレ↑だよ、やはり。

*1:テレビで今回初めてみたのでカットされてただけ?だったらゴメンよ。