open mind

子供って、昨日までやらなかった事を今日やったりする。
その変化は大人の感覚からすると、余りにも突然で急激だ。
先日、娘の、世界への扉が開かれたような日があった。
口では上手く言えない抽象的なことだけれど
何かを理解し、理解したことで面白くて仕方ない、というように感じられた一日があった。
そうか、楽しいか、そう思ってくれると私も嬉しい。
しかし、こうやって2人で笑っている今日という日も
顕在的な記憶には残らないのだな、と思うと少し寂しく思うのだ。

娘は生後11ヶ月。
その姿はもう乳児ではなく幼児。
自分が子供を産んで育てるまでは赤ちゃんってみんな赤ちゃんじゃん
と、思っていたが「赤ちゃん」である時期なんてホントに僅かであることに気付かされる。
最近、生まれた頃からの写真を見返しては
新生児の頃の儚くて神々しい感じに涙腺が緩んでしまう。
あの頃の娘にはもう会えないんだな、という寂しさもあり
あと1ヶ月弱で1歳の誕生日。
そんな寂しさ、嬉しさ、せめぎ合う日々。
但し、日中は忙しすぎてそんな事を考える間もなく過ぎてゆく。