年女・厄年に思うことなど自分語り乙

あけましておめでとうございます。
2012年がやってきた。
気づけば昨年の2月以来はてなも更新できず、はてな記法とか忘れてしまった。
昨年2月にアップした日記の写真なんか見てると切なくなる。
どうも、311以降、311以前の写真を見ると切なくなってしまうのです。
被災もしてないくせに、だとか、気にしすぎだとか色々あるかと思うのだけど
311、というかアレのことを考えると
私はあそこの地点で分断された日常を生きているようで
私はどこの過去ともつながれなくなってしまう。
昨年2月に吸った空気はもうどこにもないのだな、と。
考え出すととりとめもないし
現状、こういったことや「怖い」という事を語り合える場がないことが気になる。
自分の中でも色々なことが風化しつつあることも気になる。
「まあ良いか」「まあ大丈夫だろう」が積もり積もる事がどうなるのか。
それは、まだ誰も踏み入れたことも無いから誰も分からないのだ。


書くこと、話すこと
それは自分にとってはとても大事なことだと思うので今年は大事にしたい。
昨年は震災だけでなく育児休業明けの職場復帰、娘の保育園生活始動、自分の持病発覚、家族の体調管理などなどなど
怒涛のように「生活」を回すことが精一杯
ある意味立ち止まる暇もなかった。
「ワーキングマザー、千本ノック、立ち止まると死ぬ」誰かが言ってた。
確かにそうだ、まとまってのんびりすると余計疲れるような。
今年はそのへんのバランスもどうにかしたい。
36歳年女のヘトヘト、心配ぶりとは正反対に
我が娘の成長と生命力、躍動感には毎日驚かされるばかりだ。キラキラまぶしい。今日で2歳。ありがとう。

1.1歳になり昼寝、夜寝の時間も定着してくれたのでまとまって読書する時間も取れるようになった。
三度目の再読。
しかし改稿された文庫版で読むのは初めて。
物語の求心力がたまらない。ちょっとこれについて語り合いたい…

レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)

 解禁

思えば昨冬は雪が多くて、この寒い家に引きこもることが、よりいっそう産後のストレスを増長していたように思う。
先週あたりから東京地方も雪が降る日が数日あり
いまも外は雪が降っている。
今冬も寒い。とっても寒い。
昨年ほど気を使う必要もないけれど、やはり1歳児を連れてそんなに外にも出れないので
早く早く暖かくなってくれないかな、と思う。
四月になったら、たぶんおそらく私には怒涛の忙しさが待ち受けているので
その前に少し暖かい日差しを浴びてのんびりする時間が欲しいなと思う。
ヨガ行くとか美術館行くとか買い物するとか自分の為の時間があれば尚更だ。

娘、1歳1か月。
歩くのも達者になり、お腹も空くのか食べる量が増えた。
味噌汁、厚揚げや油げの煮たの、イワシハンバーグ、レンコンハンバーグなどが好物。
恐ろしい勢いで手づかみで食べる。
しかし運動量がすごいからか、相変わらず太らない。
71.5センチ7.4キロ
成長曲線、体重はギリギリ下限だ。
もうちょっと太ってくれても良いのにな。
喋る言葉は「いないいないばあ」これはぬいぐるみの顔を隠して出す遊びをしながら発したり
絵本を見ながら発したり、かなりの頻度で言う。
あとは父親を指す以外にも「パパ」と発語している。
最近はたまに「ワンワン」
テレビや絵本の犬を見て言うことがある。
1歳なりたての頃は「バナナ」を「ナナ」と発してたけど最近言わなくなった。
クマのぬいぐるみを愛玩するようになり、クマを抱っこしながら寝るようになった。
ついに母乳を卒業した。1歳すぐくらいは執着が見られてどうなることかと思ったけど比較的あっさりとしたもんだった。
よって私もついにアルコール解禁となった。
先日バレンタイン用に夫にプレゼントしたワインを1杯もらってのんだ。
実に二年弱ぶりのワインだった。

 前夜

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいします。
なんとか、松の内に書いたぞ。


今年の正月は、子供が生まれて初めての正月だった。
なんか、乳幼児の世話ってかなりルーチンワークなところがあるので
年末も淡々と過ぎた感じで気持ち的にはあんまり正月を迎えた感がないのだけど
昨年の、いつ陣痛がやってくるのだろうか…?というような緊迫感を抱えての正月とは多いに違う。
お屠蘇はいただけないが、おせちとか美味しいものは沢山食べられた。
昨年はなんか臨月でもあんまり食欲なかったもんなぁー。
あと3日で娘の1歳の誕生日を迎える。
そのせいなのか、娘が生まれた日前後のことばっかり考える。
あの日私は大好きな「アメトーーク3時間スペシャル」を見ながら、
なんとなく下腹部が締め付けられるような感覚を感じていた。
なにこれなんかさっきから等間隔で痛い気がする、って陣痛?今日も夫は夜勤だしヤバい感じ?と思いながら
とりあえずアメトーーク見ながら陣痛間隔を計っていた。*1
アメトーーク終わる頃にはキッチリ5分になってきたので産院に電話をしたら
私の声が落ち着いているのでまだまだ余裕がありそうね、というつれない返事。
じゃあもうちょっと様子見るかーとアメトーーク3時間の後のレギュラー放送まで見る。
あの夜は工場芸人だった。お茶の間にねづっちとピース綾部のトーク力を見せつけた素晴らしい回だ。
それがまた面白くてたまらない。
ただその頃にはかなり激しい痛みになっていた。
でも不思議なもんで、陣痛と陣痛の合間というのは全く痛みが無い。
だから合間合間でリラックスしつつ意地で工場芸人を見て
そして、この家に再び帰る時にはこのデカ腹は無いのね、とお腹写真を自分で撮影した後、タクシー呼んで産院へ行った。
結局そこから分娩台に上がるまでは時間がかかったけれどもお産そのものは超安産であんまり覚えていない。
だからなんとなく、これから先も娘の誕生日が近づく度にずっと
出産そのものではなくって出産前夜の事を思い出すんだろうなと思う。
偶然1年前と同じ日に明日またアメトーークスペシャルがある。

*1:一般的には段々とその時間が狭まり、初産ならば5分間隔で病院へ、と言われている

 open mind

子供って、昨日までやらなかった事を今日やったりする。
その変化は大人の感覚からすると、余りにも突然で急激だ。
先日、娘の、世界への扉が開かれたような日があった。
口では上手く言えない抽象的なことだけれど
何かを理解し、理解したことで面白くて仕方ない、というように感じられた一日があった。
そうか、楽しいか、そう思ってくれると私も嬉しい。
しかし、こうやって2人で笑っている今日という日も
顕在的な記憶には残らないのだな、と思うと少し寂しく思うのだ。

娘は生後11ヶ月。
その姿はもう乳児ではなく幼児。
自分が子供を産んで育てるまでは赤ちゃんってみんな赤ちゃんじゃん
と、思っていたが「赤ちゃん」である時期なんてホントに僅かであることに気付かされる。
最近、生まれた頃からの写真を見返しては
新生児の頃の儚くて神々しい感じに涙腺が緩んでしまう。
あの頃の娘にはもう会えないんだな、という寂しさもあり
あと1ヶ月弱で1歳の誕生日。
そんな寂しさ、嬉しさ、せめぎ合う日々。
但し、日中は忙しすぎてそんな事を考える間もなく過ぎてゆく。

 11月はふたつある


娘がいよいよ生後10ヶ月を迎えた。
上の歯が4本になった。
数秒間くらいは手放しで一人立ちしていることがある。
あんまり人見知りもせず、よく行く支援センターでは積極的に人に擦り寄っていく。
両親に似たのか、一人遊びをよくする方だと思う。
なにやら喋りながら絵本をめくれるようになった。
音楽に合わせて手を叩いたり体をゆすったりする。
相変わらず細身で相変わらず少食。
かつ、じっと座って食べるのが嫌な時期らしく
ちゃぶ台につかまりながらグルグル歩き回って食べたりするのが困る。
時折ご飯の時間に号泣されることもある。
肉よりも魚が好きっぽい。
しらすとタマネギと人参の卵とじを作ったらえらく気に入ったらしく、皿が空になって泣かれた。
ここまで食べ物に執着したのが初めてだったのでとても嬉しかった。
母親業10ヶ月目。色々実感すること。
とてもとてもとても大変ではあるが、世のお母さんは一日のうちに何回も何回も
「可愛いぞ!!にくいあんちきしょう」と我が子に対して思っていたんだな、ということを実感。
可愛すぎて毎日ギューっとしてしまう。
そして、母親をやると老化していくのも否めないことを実感もしている。
それは何でも子供優先で自分の健康や身なりなど二の次三の次になっていくからだな、と思う。
一度風邪をひいたら治りが異様に遅い。っていうかここ数年風邪なんかひいたことなかったのに。
(私はまだ夜中にちょくちょく起こされて睡眠不足のせいもあるから)
今までのように月金で働いて土日は休み、というようなキッチリとした休息日があるわけでもなく
たまには綺麗な格好をしたいなと思っても、気付けば汚されてもいいような服しか残ってないし
パーッと服でも買えればストレス解消にもなるかなと思うけど
結局良い服は着る機会もないし、何を買って良いかもわからなくなった。
でも子供の服は買いたいと思ってしまうんだ…
女性は子供を産む前もしくは結婚前に浪費しておいた方がいいんだな、これも、実感。

一日一回は見知った顔のママとすれ違って挨拶程度交わすようになった。
私は特定のママ友というような人付き合いはしていないし
まだ必要ないと思っているので、これくらいの触合いが心地よいなと思う。
というか、この場所に住んで4年目とかになるけど近所で誰かと話すなんて珍しくて
子供がいると地域に根付いていくんだな、と実感している。
と同時に、顔も知らないけれども乳幼児を育てているっていうくくりだけで
共感できたり参考になったりするので今更ながらtwitterにはまっている。
(夫がipod touchをプレゼントしてくれたので、それによりネット環境が手軽になったお陰もある)
なによりも気軽に色んなこと書けて友達のツイートなんか読めて良い。
いや、実際、孤独な密室育児の時間って、他の人のツイートを読んでいるだけでかなり励まされる。
勿論遊びにでかけたり呑みに行ったりっていうツイート読んで羨んでしまうこともあるけれど
それでも、深夜授乳で起きている時の
ネットの先の誰かのツイート「授乳なう」。
これにどれだけ救われるか分からないと思う、とくに新生児を抱えている時期は。
育児中の人はやったらいいと思う。
などと、久々更新しておいて結局twitter礼賛になってしまった…。